ブログ

  • HOME > 
  • ブログ > 
  • 【2022年最新情報】禁煙をおすすめする…
2022.08.15

【2022年最新情報】禁煙をおすすめする理由 その1

まだまだ暑い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

暑さに悲鳴を上げている私に反し、我が家の観葉植物はこの暑さを喜んでいるようです。すくすくと成長し(巨大化し‥)この夏で私の身長をとうとう越してしまいました。昔はあんなに小さかったのにな。そんな植物たちに毎日癒され元気をもらっています。

さて本題ですが、今回は喫煙と細菌についてお話ししていこうと思います。

マイクロバイオームとは?

マイクロバイオームという言葉をご存じでしょうか?
一言で言うと常在菌層ことです。

今日では【人と常在細菌と合わせて1つの生命体とみなすことができる】という考え方が主流となってきています。

私たちの体の中には沢山の数の常在菌が存在します。常在菌は大きく分けて善玉菌(2割)・悪玉菌(1割)・日和見菌(7割)からなりバランスをとっているのですが、日和見菌は優勢な方に味方をします。善玉菌が優勢になっていることがとても大切です。
私たち一人一人生活環境や遺伝的要素など違いますのでそれぞれ固有の常在菌層が存在し、健康な時は私達(宿主)と細菌はバランスをとって生きているのですが、
ひとたびこのバランスが崩れると有害な細菌が原因となり私達(宿主)の組織を傷つけていくのです。

口腔マイクロバイオームとは?

私達のお口の中の細菌層(口腔マイクロバイオーム)はどうでしょうか?

お口の中には1200種類【100億個の細菌】が存在します。すごい数ですね‥。腸内の細菌数についで多いということです。その細菌たちは口の中の粘膜、唾液、舌、歯面、歯周ポケットの中にいます。
そして、虫歯の関連細菌・歯周病の関連細菌が増えるとバランスをとっていた細菌層が崩壊してしまいます。そして虫歯や歯周病になってしまうのです。

では虫歯や歯周病の関連細菌を増やす原因の一つはなんでしょうか?

そう【喫煙】なのです。

喫煙と口の中の常在菌のバランス

喫煙する方のお口の中や歯周ポケットの中のマイクロバイオームは病原性が高いです。
そして、喫煙は虫歯関連の細菌バイオフィルムの成長を促進させます。
また、禁煙により病原性の高い歯周病関連菌が減少します。

つまり、喫煙は虫歯と歯周病どちらの菌の活動も促進させてしまうのです。お口の中のマイクロバイオームのバランスは崩壊して、虫歯や歯周病になってしまうのです。

禁煙後の体の変化

最後に禁煙すると、どのような身体の変化があるのかお伝えします。

禁煙後の体の変化

1分後 タバコのダメージから回復しようとする機能が働き始める。
20分後 血圧は正常近くまで下降。脈拍も正常付近に復帰。手の体温が正常にまで上昇。
8時間後 血中の二酸化炭素レベルが正常域に戻り運動能力が改善。
24時間後 心臓発作の確率が下がり始める
48時間後 臭いと味覚が復活する。
48時間〜72時間後 ニコチンが体から完全に抜ける
72時間後 気管支の収縮がとれ呼吸が楽になる。肺活量が増加。
2〜3週間後 体循環が改善。歩行が楽になる。肺活量が30%回復する。
1〜9ヶ月後 咳、静脈、うっ血、全身のだるさ、呼吸速拍が回復する。
5年後 肺癌になる確率が半分になる
10年後 前癌状態の細胞が修復される。口腔がん、咽頭がん、食道がん、膀胱がん、腎がん、膵臓がんになる確率が減少する。

最後に

いかがだったでしょうか?今回は細菌と喫煙をメインにお伝えしました。
次回は 電子タバコと紙たばこ&インプラントと喫煙についてのお話しをしていきます。
このブログが皆様の健康維持のために少しでもお役に立てれば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。

世田谷区 千歳烏山 浜岡歯科クリニック

歯科衛生士  佐藤

0120-33-8172 03-3309-8123 24時間WEB予約