皆さまこんにちは。
蒸し暑い日も徐々に増えてきて梅雨の季節が近づいてきました。憂鬱な時期ですが、最近私は新しいレインシューズを購入し、その靴の出番が来る雨の日が少しだけ待ち遠しく思います。
さて、今回は「あいうべ体操」についてお話ししたいと思います。
あいうべ体操は皆さまご存知でしょうか。歯科ではだいぶ聞き慣れた単語になりましたが、その効果については曖昧だったので、この機会に学んでみようと思い、テーマにしてみました。
あいうべ体操は今井一彰先生が考案された口呼吸を改善するためにお口周りの筋肉を鍛えるための体操です。
1.「あー」と大きく口を開ける
2.「いー」と口を大きく横に開く
3.「うー」と口を前に突き出す
4.「べー」と舌を突き出して下に伸ばす
1〜4を1日30回を目安に毎日続ける
これがあいうべ体操です。続けることにより舌力がついて自然と口呼吸が改善されるそうです。
あいうべ体操がおすすめな方はお口がポカンと開いてしまう方、なんとなくだるい、疲れやすい方、アレルギー疾患のある方などです。
私は以前考案者今井先生が執筆された「鼻呼吸 歯医者さんの知りたいところがまるわかり」という本も読んでいて、鼻呼吸という身近過ぎてあまり普段意識していなかったことが、生きていく上でとても重要なことなんだなと知ることができました。
人は1日2万回呼吸をしていて、それを口からするか、鼻からするのかでは大きく違うそうです。口呼吸の弊害についてはよく、虫歯や歯肉炎などが挙げられますが、今井先生によりますと、喉の扁桃腺も口呼吸の乾燥により炎症を起こし、免疫力が下がりアレルギー症状も出やすくなってしまうということです。鼻呼吸はお口の中だけではなく、全身に関係するものなのです。
1日2万回する呼吸。正しく鼻呼吸をできるよう「あいうべ体操」を取り入れてみませんか?
世田谷区 千歳烏山 浜岡歯科クリニック
担当は歯科衛生士 田村でした