みなさん、こんにちは。
今年も残すところあとわずかとなりましたね。
寒さも厳しくなってきたので、お体に気をつけてお過ごし下さい。
今回は、お口の働きと健康についてお話ししたいと思います。
「お口の健康は全身の健康」と言われるほど、口は人間の健康を左右する働きを持っています。
1.食事
食べ物を噛み、食べやすくすることを咀嚼、食べる・飲むことを摂食、嚥下と言います。
私たちが日常生活当たり前のように行っている摂食・嚥下には、5つの段階があります。
①食物を認識する
②口に入った食物を噛み砕く
③飲み込みやすい塊(食塊)を作る
④舌の運動によって食塊を喉へ送る
⑤飲み込む事で食道を通る
私たちはこの摂食・嚥下の一連の過程を一瞬で行っています。
しかし、どの段階の機能でもうまく働かないと、食べるということに支障がでてしまいます。
そして味覚を通して”味わう”とういう役割も口にはあり、「美味しい」を感じることができます。
2.呼吸
私たちは息を吸って吐いてを無意識に繰り返してます。
これは生き物がエネルギーを作り出すために酸素を取り込み、二酸化炭素を吐き出している反射運動です。
そして、嚥下するときは気管に食物が入らないように一瞬息が止まります。
その機能が上手にコントロールできないと、”むせ”や”誤嚥”を引き起こす原因になってしまうのです。
3.話す
人が人に何かを伝える手段には、口から発せられる声と共に言葉を話すことが一つ挙げられます。
声は、声帯が振動し音が発せられ、歯や舌などの口の中の形態や機能により作られます。
なので口の中のそれぞれの形態や機能に異常があると発音障害となります。
他にも、唾液の分泌をする、表情をつくる、姿勢を保つなど大切な役割があります。
これら一つ一つの口の働きが全身の健康につながっているのです。
自分のお口で美味しく食事をし、人とコミュニケーションをとり、毎日健康で過ごすためには、全身の健康だけでなくお口の健康も大切なので、定期的にメインテナンスを受診することをおすすめします。
世田谷区 千歳烏山 浜岡歯科クリニック
歯科助手 星野が担当いたしました。