ブログ

2020.09.13

唾液の機能について

こんにちは。

少しづつ気温が下がり始めてきて、少しづつ過ごしやすい季節になってきました。

今回は唾液の機能ついてご説明させて頂きます。

唾液の中には、お口の状態を良くするための成分がたくさん含まれているため、お口が乾燥してしまうと虫歯、歯周病になってしまいます。

唾液の中の成分機能は大まかに以下のようになっています。

①殺菌・抗菌作用(菌を倒す・増やさない)

・ラクフェリン

菌の成長に必要な鉄を奪って、菌増殖を抑える。

・リゾチーム

細菌の防御機構を壊し菌を溶かす。

・ヒスタチン

歯周病関連菌が分泌するトリプシン様プロテアーゼ活性を阻害する。カンジダに対して抗菌作用を持つ

・ラクトペルオキシダーゼ

細菌の代謝経路を阻害する

・分泌型IgA

粘膜部位の免疫の一端をになっており、特異的に感染防御機構に関与する

など

②緩衝 (酸性に傾いたお口の中を元に戻す)

・重炭酸塩

・リン酸塩

③消化作用(食べたものを分解する)

・マルターゼ

2糖のマルトース(麦芽糖)を分解する

・アミラーゼ

デンプン、グリコーゲンを分解する。

・リパーゼ

資質を分解する。

などがあります。

大まかな成分と機能を説明させて頂きましたが、唾液がお口の中にとっても、とても大事なものだとわかります。

ご自身でお口の中が乾いてきた、歯磨きはしているのに虫歯、歯周病になりやすいなどの方は、しっかり唾液が出ているか検査してみてはいかがでしょうか。

是非ご相談ください。

世田谷区 千歳烏山 浜岡歯科クリニック

歯科医師 濱岡玄でした。

0120-33-8172 03-3309-8123 24時間WEB予約