こんにちは。
少しづつ気温が下がり始めてきて、少しづつ過ごしやすい季節になってきました。
今回は唾液の機能ついてご説明させて頂きます。
唾液の中には、お口の状態を良くするための成分がたくさん含まれているため、お口が乾燥してしまうと虫歯、歯周病になってしまいます。
唾液の中の成分機能は大まかに以下のようになっています。
①殺菌・抗菌作用(菌を倒す・増やさない)
・ラクフェリン
菌の成長に必要な鉄を奪って、菌増殖を抑える。
・リゾチーム
細菌の防御機構を壊し菌を溶かす。
・ヒスタチン
歯周病関連菌が分泌するトリプシン様プロテアーゼ活性を阻害する。カンジダに対して抗菌作用を持つ
・ラクトペルオキシダーゼ
細菌の代謝経路を阻害する
・分泌型IgA
粘膜部位の免疫の一端をになっており、特異的に感染防御機構に関与する
など
②緩衝 (酸性に傾いたお口の中を元に戻す)
・重炭酸塩
・リン酸塩
③消化作用(食べたものを分解する)
・マルターゼ
2糖のマルトース(麦芽糖)を分解する
・アミラーゼ
デンプン、グリコーゲンを分解する。
・リパーゼ
資質を分解する。
などがあります。
大まかな成分と機能を説明させて頂きましたが、唾液がお口の中にとっても、とても大事なものだとわかります。
ご自身でお口の中が乾いてきた、歯磨きはしているのに虫歯、歯周病になりやすいなどの方は、しっかり唾液が出ているか検査してみてはいかがでしょうか。
是非ご相談ください。
世田谷区 千歳烏山 浜岡歯科クリニック
歯科医師 濱岡玄でした。