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2021.11.14

嚥下障害

皆様こんにちは!これからクリスマスや忘年会、お正月と美味しい物が目白押しのシーズンが到来しますね!

食べ物や飲み物を「飲み込む」事を医学用語で「嚥下(えんげ)」と言います。この機能が低下すると食べる事が自由に出来なくなります。

それゆえ、嚥下は人が生きていく上で最も重要な機能の一つです。

病気とは関係なく、年をとると嚥下は確実に低下します。なぜなら老化によってのどの機能が弱くなるからです。嚥下が低下すると、食道に送られるべき食べ物や唾液が気管や肺に入りこんで「誤嚥性肺炎」を起こしたり異物が気管に詰まり「窒息」を起こす危険性があります。また、食事量が減れば栄養不足から脳の機能や思考力が低下する認知症の原因にもなります。

嚥下動作の核になるのは、「のどぼとけがタイミングよく上に動く事」です。のどぼとけを引き上げる筋肉は顎の下にあります。顎の先から少し奥を指で触って飲み込むとこの筋肉が硬くなるのが分かります。飲み込む力のチェックをしてみましょう。

①痰がのどによくたまる

②唾液が多いと感じる

③声の感じが変わってきた

④食事中や食後にむせるようになった

⑤せき払いが増えた

⑥就寝中にせきをするようになった

⑦飲み込む時に引っかかる感じがする

⑧のどが詰まった感じがする

⑨液体のほうが固形物より飲み込みにくい

⑩食べ物や飲み物が鼻に流れる

いくつ当てはまりましたか?

「0〜1」いまのところしっかりしている

「2〜4」少し弱くなっている

「5〜7」かなり弱くなっている

「8〜10」すでに嚥下障害になっている可能性がある

老化で嚥下障害が悪化するとそこから改善させる事は困難です。なぜなら、栄養不足によって体力や理解力が急に衰える為高度な訓練が不可能になるからです。老化による嚥下機能の低下は誰でも起こります。元気なうちから対処していきましょう。

世田谷区 千歳烏山

浜岡歯科クリニック 歯科衛生士 谷川が担当いたしました。

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