こんにちは
この頃は新型肺炎がニュースで色々と取り上げられており、マスクが手放せない季節となってしまいました。
今回は簡単に歯ブラシの選び方について説明させて頂きます。
間違った形のものを使用すると汚れが落とせないだけでなく、歯茎を傷つけてしまったり、歯を削ってしまう可能性があります。
歯ブラシにはヘッドの大きさ、毛の硬さ、毛の形、毛の性質、柄の太さ、形など様々なものがあります。
①歯ブラシのヘッド(毛の生えてる部分)
基本的にヘッドの大きさは2cm程度の物が一般的に使用して頂きたいものになります。
ヘッドの大きさは、大きいものほど清掃効率がよいですが、細かいところに届きづらくなります。
ヘッドの小さいものは清掃効率は良くないですが、細かいところに届きやすくなっています。
歯ブラシをする時間が短い方は、ヘッドの大きい物を選んで頂き、時間をかけて磨くが細かい場所に汚れが残ってしまう方には少し小さめの物を選んでいただくのがよいでしょう。
②毛の硬さ、性質
基本的に7mmに切りそろえた際の単位面積あたりの座屈強度を測定したものであるため、毛の長さや毛の形態により、表記と感覚が異なる物があります。
毛が短く毛が硬いものは清掃効率が高いですが、歯茎、歯を傷つけてしまうリスクがあり、細かいところでまで毛先が届きません。
毛が長く柔らかいものは、細かいところに毛先が入り込み、歯や歯茎を傷付ける心配が少ないですが、清掃効率が悪くなってしまいます。
③柄の形、太さ
柄の形はストレートのものが多く使われております。特殊な場合を除いてストレートのもので問題は無いと思います。
柄の細いものは、力が毛先に伝わりづらく、歯ブラシの力が強いかたに使用をお勧めしております。
柄の太いものは毛先に力が伝わりやすく、手に力を入れづらい方にお勧めしております。
歯ブラシは選びは色々な要素が絡み合い、使う方にあった歯ブラシを選ぶことが重要になってきます。簡単に「この時はこれ!」と選ぶのは難しいことが多いです。
患者さまにあったブラシを、一人一人に合わせて説明させていただくのが一番であると思います。
是非ご相談ください、歯科医師濱岡玄でした。