皆さま、こんにちは。
秋の深まりを感じる毎日ですね。
さて、お口のケアのため定期クリーニングには通っていただけていますか?
指で歯をなぞるとネバネバしていることはありませんか?
それは細菌の塊である「歯垢」(プラーク)です。なんと歯垢は1gあたり、1,000億個以上の細菌が潜んでいると言われているのです。そして、口の中の歯垢が石灰化すると「歯石」となります。厄介なことに歯垢は、口に溜まってから「約24時間」という短時間で、歯石に作り変えられます。
日々の歯みがきで歯垢を落とすことが、歯石を作らないうえで重要です。しかし、歯石ができやすい人とできにくい人がいます。そのキーワードとなるのが「唾液」です。
むし歯菌は、歯についた食べカスの糖分を分解し、酸を作ります。酸は酸性ですから、歯が溶けたり、むし歯ができたりします。その際、アルカリ性の成分を持つ唾液が、酸を中和し、再石灰化を促すことで、歯を修復してくれるのです。つまり、唾液がアルカリ性に寄っている人はむし歯になりにくいと言えます。その一方で歯石は、唾液中のカルシウムやリン酸などのミネラル成分によって形成されます。結果として、唾液がアルカリ性に寄っている人のほうが、再石灰化を促進する効果が強いため、むし歯にはなりづらくても歯石ができやすい傾向にあるのです。
どんなに頑張って歯を磨いている人のお口にも存在する歯石。歯石は一度形成されるとセルフケアではほとんど除去することができません。しかも、口臭や歯周病など様々なお口トラブルの原因となっています。
歯石はご自身では取らず、歯科医院での専門的な除去をおすすめします。
一般的な歯石取りの頻度は、3ヵ月~6ヵ月に1度です。頻度に幅があるのは、人によって歯石の付きやすさや歯周病の進行度合いなどが異なるためです。なかには1ヵ月に1度、歯石取りが必要な方もいます。
目安は3ヵ月~6ヵ月ごとですが、口腔内の状態に合ったタイミングで歯石を取る定期クリーニングをおすすめします。
具体的な頻度は、当院の歯科医または歯科衛生士に相談してください‼︎
お待ちしております。
担当は 世田谷区 千歳烏山 浜岡歯科クリニック
歯科衛生士 辻尾でした✴︎