皆さまこんにちは。寒い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。
さて、先日私は当院の定期メンテナンスを受けました。当院では患者さまに勧めるだけではなく、スタッフも定期メンテナンスを受けて、口腔内の状態を健康に保っています。
浜岡歯科クリニックの定期メンテナンスの内容はおそらくですが、他院よりも内容が濃いと、施術していて思います。
内容としては、まずは初めに歯周病かどうかプロービング検査をします。そして検査結果をお伝えし、歯肉が炎症して腫れていたり歯周病が進行している場所を患者さまにも知っていただきます。そういった歯肉に症状がある部分というのは歯磨きが上手く出来ていないことが多いので、次に染め出しと言って、磨き残しに色をつけてどこが磨けてないかを患者さまにも確認してもらい、磨き残しを減らすために歯磨き指導を行います。
次に、専用の機械で歯のクリーニングに移ります。(染め出しをすることで、歯とほぼ同じ色の汚れや歯石をクリーニングをするときに、取り残しを減らすことにも繋がり一石二鳥です)
最近当院のメンテナンスではエアフローという、微粒子のパウダーをお水と圧をかけて吹き付ける清掃器具が主流となっています。例えるなら高圧洗浄機のようなイメージです。ただ、パウダーの粒子が細かく、一緒に出てくる水も温かく設定できるため、歯面に傷をつけず、冷たいもので歯がしみやすい方にも使えます。そして何より歯と歯の間や噛み合わせの溝、詰め物の境目など、本当に細かいところまで汚れが綺麗に落とせます。今までブラシだけでは落とせなかった着色汚れも落としやすくなり大変重宝しています。
そして歯面が綺麗になったところで、虫歯のチェックです。「虫歯」と断定するのは本来歯科医になりますが、歯科衛生士が診て、虫歯が疑われるな、という部位にダイアグノデントという、レーザーの光で虫歯の進行度を数値化する機器を用いて当院の基準より反応が高いと歯科医の受診を勧めています。あくまでダイアグノデントという機器は目安なので、本当に治療の必要があるかは歯科医の方でレントゲンを撮って判断します。
そして虫歯のチェックが終わったら最後に、歯質を強化し虫歯になりにくくしてくれる歯科医院専用の高濃度のフッ素を歯に塗布し終了です。
次回の定期メンテナンスの間隔はその方の口腔内の状況により1〜6ヶ月の間でお勧めしています。
よく、歯科で綺麗にしてもらったから安心と思われている方もいらっしゃいますが、歯科で受けるクリーニングとお家で歯を磨く回数を比べると、歯科は年に数回に対し、お家で1日一回歯を磨くだけでも年に365回…。どちらに重きを置くかは一目瞭然です。
歯科でクリーニング受けているから安心と、お家のケアをおそろかにするのではなく、普段のケアが出来ているか確認する場が本来の定期メンテナンスの目的です。そこで歯磨きができているか確認し、普段は歯ブラシで落とせない汚れを専用の機械で落とす。仕上げに高濃度のフッ素を塗布し歯質強化をするというのが望ましいです。
口腔ケアはホームケアと歯科医院での二人三脚です。どちらか片方に偏っても良くありません。よければ皆さまも当院の定期メンテナンスを受けて、お口の中から健康になっていただければと思います。
担当は世田谷区 千歳烏山 浜岡歯科クリニック
歯科衛生士 田村でした