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2024.08.04

歯並びやお口の機能に悪い影響を与える舌の使い方をご説明します。

歯並びやお口の機能に悪い影響を与える舌の使い方があることをご存知でしょうか?舌癖と言います。

何かに集中している時に口がポカンと開いて上下の歯の間に舌を入れていたり、食べ物を飲み込む時に舌を前に出すのは舌癖です。

舌の先が上顎の天井前方に軽く触れているのが、本来の舌の位置なのです。

【舌癖の原因】

①鼻や喉の病気(鼻炎、蓄膿症。アデノイド、扁桃腺肥大など)による口呼吸

鼻呼吸が出来ず口呼吸になると、空気の通り道を確保する必要から、舌が低い位置となり、飲み込む際に舌を突出させる癖がつきます。

②指しゃぶりが長く続くと

指しゃぶりが前歯の萌出の妨げになり、上下の前歯の間に隙間ができると(開咬)、飲み込みの時にその隙間に舌を突出させる癖がつきます。

③舌小帯が短い

舌をしっかり上に挙げられないため、舌が低い位置にある状態(低舌位)になり、飲み込む時に舌が上下の唇の間に突出します。

④口の周りの筋肉の筋力が弱い

外側から口周りの筋肉と内側からの舌の力のバランスは、歯並びや噛み合わせに影響しています(バクシデーターメカニズム)。内側からの舌の押す力が強くなってしまうことで上下の前歯の間に隙間ができてしまい(開咬)、飲み込む時に隙間に舌を突出させる癖がつきます。

【舌癖がおこす影響】

①歯並び、噛み合わせ

上顎前突、開咬、空隙歯列、反対咬合、叢生の原因になります。

②口の機能

舌が正しい位置にないと、発音が不明瞭になることがあります。又、舌が上に挙がりつらいと、食べ物の塊を喉に送るのが難しく、飲み込みがしにくくなります。

③歯ぎしり、食いしばり、いびき

歯ぎしりや食いしばりをする方は舌の位置が正しくないことが多く、舌が低い位置にあると気道が狭くなるため、睡眠時無呼吸症候群になりやすいです。

④矯正の後戻り

歯並びが良くなっても、舌癖があると後戻りをおこす可能性があります。

【舌癖を治すには】

①筋機能療法

口の機能の改善と口周りの筋肉のバランスを整え、理想の口腔環境を整えます。3つの要素からアプローチ

*口の周りの筋肉の訓練:舌、唇のはか口の周りの筋肉の機能改善を図ります。筋力の強化だけでなく緊張しすぎている筋肉をリラックスさせます。

*噛む動作と飲み込む動作の訓練

*唇と舌の安静にしている時の位置の訓練:リラックスした状態で、唇は閉じて鼻呼吸しており、舌は上顎の内側に触れており、上下の歯は離れているようにしていきます。

②矯正装置による改善

舌を前に出す癖があって開嚙になっている場合、マウスピース型の習慣除去装置を使用することで、舌癖が改善され、歯並びの改善につながります。

舌癖があるかもしれないと気になる事がありましたら、どうぞご相談ください。

厳しい暑さはまだ続きそうですが、どうぞご自愛ください。

世田谷区 千歳烏山 濱岡歯科クリニック

歯科医師 小嶋が担当しました。

 

『当院では、患者様一人ひとりに心から寄り添い、最高の歯科医療を提供します。』

経験豊富なスタッフが最新の設備を駆使し、歯の健康を保つための最善の方法で治療を行ってまいります。

また、患者様に安心して通院していただけるように院内の清潔さと快適な環境づくりにも力を入れています。

治療計画は患者様と共に立て、納得いただいた上で進めていきます。

そして、治療後もアフターケアを大切にし、持続的に健康をサポートいたします。

皆さまの美しい笑顔と健やかな歯を守るお手伝いをさせていただき、これからも地域社会に貢献してまいります。

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